
▼2012年の世界の古紙回収量、消費量、輸入量、輸出量はいずれも過去最高となっているが、伸び率はいずれも鈍化している。それは先進国、特に北米と大洋州において古紙回収量が減少に転じていることが大きな要因となっている。
▼北米と大洋州の主要国は米国とオーストラリア。この両国はいずれも人口は増加し続けている。米国の2000年の人口は2億8,200万人だったが、2013年は3億1,650万人で、2000年と比較して12%増加している。オーストラリアの人口は2000年が1,900万人だったが、2013年は2,300万人となり、21%増加している。このように人口が増加しているにも関わらず、古紙回収量が減少している理由は、深刻な「紙離れ」において他ならない。
▼以前このコラムで紹介したが、オーストラリアの学者であるロス・ドーソン氏が「世界の新聞の絶滅タイムライン」を予測している。それによると、米国が世界中で最も早く新聞媒体が絶滅すると予測されており、その時期は2017年。あと3年後だ。またオーストラリアも2022年には絶滅すると氏は予測する。特に米国の新聞離れは深刻で、新聞用紙の生産及び消費はピーク時から半減している。
2016年10月31日【輸出価格】
米国OCCは二一二ドルまで上昇
日本品は三品とも二〇〇ドル台に
2011年12月05日【紙向け古紙消費】
消費を牽引した紙向け、4年連続でマイナスへ
過去3年で100万トン減、今年も60万トン減か
今後は板紙向けが古紙消費の牽引役になる
2009年06月08日【4月の古紙輸出】
全品種で記録更新し、過去最高の56万トン
累計でも前年比5割増の180万トンに達する
5月は余剰玉の減少から40~45万トンか
2006年10月16日【今年の新設ヤード】
関東が最多の7ヵ所(うち横浜が2ヵ所)
中部、近畿、九州で各4ヵ所
7年連続のヤード開設ラッシュ
2016年06月27日【スウェーデン ごみ事情】
廃棄物発生量はEUで八位、家庭系は十二位
生ごみリサイクルが進むが古紙回収は進まず
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]