
▼機密抹消国際セミナーのために来日した二人の祖国の米国とフランスで、前後するようにテロの惨劇が起こった。日本では何事もなかったかのように、平穏な日常が続いている。ジャン・ルック氏が「安全に地下鉄に乗れる、日本のセキュリティレベルは素晴らしい」と讃えたように、海外とのセキュリティに対する意識の差は大きい。
▼米国では、個人情報の漏えいによって、他人のIDやカード番号などを使った「なりすまし詐欺」が横行。機密情報を有する企業が高額な罰金を支払い、最終的に責任を負うことも、個人主義が浸透した社会ならではなのであろう。米国の古紙回収量は日本の二倍ちょっとだが、機密抹消の市場規模は二十倍以上。情報のリスク管理で、相応の社会コストを支払わなければならないわけだ。
▼日本の機密処理は、輸送と抹消、破砕と溶解というように分業が定着した。いわば多様で協調的な市場だが、弱点は責任の所在のあいまいさ。ことさら不安を煽り、高額な処理費の請求がまかり通ることも本意ではないが、価格競争に陥った挙げ句、機密文書を有価で買い取る構図もどこか不自然である。安心・安全な社会に麻痺せず、機密抹消の対価がきちんと支払われる市場の形成が求められる。
2016年10月31日【輸出価格】
米国OCCは二一二ドルまで上昇
日本品は三品とも二〇〇ドル台に
2011年12月05日【紙向け古紙消費】
消費を牽引した紙向け、4年連続でマイナスへ
過去3年で100万トン減、今年も60万トン減か
今後は板紙向けが古紙消費の牽引役になる
2009年06月08日【4月の古紙輸出】
全品種で記録更新し、過去最高の56万トン
累計でも前年比5割増の180万トンに達する
5月は余剰玉の減少から40~45万トンか
2006年10月16日【今年の新設ヤード】
関東が最多の7ヵ所(うち横浜が2ヵ所)
中部、近畿、九州で各4ヵ所
7年連続のヤード開設ラッシュ
2016年06月27日【スウェーデン ごみ事情】
廃棄物発生量はEUで八位、家庭系は十二位
生ごみリサイクルが進むが古紙回収は進まず
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]