
▼「小矢澤さんのところも大きくなりましたね」。タクシー運転手がこう呟きながら、長野駅から新本社ヤードへ走らせた。事業売却の話をふったが、地元の人には小矢澤商店のほうが馴染みがある。こうしたネームバリューや信用こそ、地場産業として問屋が築き上げた企業価値そのものだろう。新ヤードを設けて一昼夜に築けるものではない。
▼古紙問屋業を代々営んで業績を伸ばしてきたものの、古紙の発生減や中国の需給動向、ヤードの過当競争など、来たるべき未来に漠然とした不安を抱く経営者も少なくない。ましてや経営者が高齢化する中で、事業をどう引き継ぐかは切実な課題だ。たとえ子息が継いだとしても、情熱をもって業務に励む後継者もいれば、止む無く継いだというケースもあろう。
▼再編や合併の波が比較的穏やかだった古紙業界だが、相応しい経営主体に事業をバトンタッチするのも時代の流れか。これまでM&Aに至るプロセスや背景を知り得る機会も限られた。小矢澤商店がモデルケースになるかも知れない。好業績のときほど、検討する意義があることを教えてくれる。前社長の小矢澤氏は40代と若く、新たなビジネスに取り組む余力も残す。今後の人生プランは目下検討中なのだという。
2016年10月31日【輸出価格】
米国OCCは二一二ドルまで上昇
日本品は三品とも二〇〇ドル台に
2013年08月31日【大阪市】初の全域入札を実施、平均単価13円モデル収集は予定量の4分の1と低調
2010年03月01日【19大都市の古紙回収】集団回収が73%を占め、分別収集はわずか27%
堺市が最も多く、集団回収だけで67キロ(1人あたり年間回収量)
2008年03月24日【サイダーン】
機密書類の出張細断車をKYB(油圧機器メーカー)が開発
内蔵ドラムと開閉式テールゲートで自働排出
2006年05月08日【容器包装リサイクル】
今年度のPETボトルの落札価格、遂に有償に
平成12年のスタート時に比べて、紙とPETは暴落
高止まりのプラスチック、競争原理働かず
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]