
▼1970年代から80年代の前半にかけて、日本の古紙市況には大きな山が4つもあった。そのうち2つの山では主要三品(新聞、段ボール、雑誌)がキロ50円を超える高値(問屋の売価)が出現した。当時、家庭古紙を回収する主役はちり紙交換業者で日本列島をちり紙交換車が走り回っていた。ところが80年代後半に入ると山らしい山がなくなり、2000年初めまで右肩下がりの市況が続く。火山に例えれば休火山になったようなものだろう。
▼この古紙市況に転機が訪れつつある。きっかけは中国製紙産業の驚異的な設備増強である。20年周期で古紙市況が新たな局面に入ったとみると、2000年代後半から2010年代前半にかけて、大きな山がいくつか出現するかもしれない。当然、市況の牽引役は輸出価格となろう。
▼と同時に集めたものが売れる時代になると、いかに集めるか、いかにごみを減らし分別するかに各社が創意工夫し、知恵を絞るようになるだろう。家庭古紙の回収も、主役がちり紙交換から集団回収や行政回収に移り、新聞販売店回収も首都圏だけでなく全国的に拡がってきた。つまり価格が回復してくると、いろんな回収方式が可能になり、相乗効果で全体の回収率が一段と高まるとみたい。
2008年12月01日【紙・板紙 日本の生産】
紙の10月生産(91.7%)、単月で最大の落ち込み
過去18年間、紙の生産増が全体をけん引
2026年10月12日【中国・古紙パルプ】
26年10月から輸入規定を改定
厳格化で輸入量は急減するか
2007年02月26日【東日本の主要都市(県庁所在地)の古紙回収量】
関東、中部の両地区が100キロ(1世帯当たり)上回る
前回調査に続きトップは長野市の172キロ
分別収集、未実施は6市(千葉市も実施)
集団回収量、前回より11万トン増
2017年09月25日【三洋商事】
全国7工場で通信機器のリサイクルを行う
一昨年前にリサイクルエイド(無人回収所)を開設
2026年10月12日【段原紙需給】
輸出は11.7%増
国内出荷は0.8%増
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]