
米国のリーマン・ブラザーズ破綻に端を発する世界的な金融危機から10年が経つ。当時は古紙相場もバブルの様相で新聞古紙はキロ30円を超えていた。その後、一桁台まで暴落し、問屋は在庫を積み増し赤字での出荷を余儀なくされた。まさに絶頂と絶望を一度に味わった年であった。そして今回、奇しくも似たような古紙相場が形成されつつある。
▼2008年は中国の実需が高騰基調を生み、リーマン・ショック後の低迷から救ったのも4兆元に上る大規模経済対策だった。最近の上昇傾向について、ある商社が分析したグラフ資料によると、秋需期間は大なり小なり価格が上昇するが、他の期間は地政学要因や需要家の感情による面が大きいという。実需よりも外的要因で動いてしまう相場に、再度、大幅な下落が起きないかとの懸念もくすぶる。
▼中国への過度な依存はリスクと需給両者で認識され、これまで対策を打ってきた。この10年で得た教訓も春までの在庫激増の反動から、5月以降は一挙に海外に放出され、需給の逼迫感が強まった。確かに中国の環境政策や米中の駆け引きに揺さぶられた面も大きい。だが国内メーカーと商社、問屋の相互不信なのか、すれ違いも需給バランスの乱れに拍車をかけているようだ。
2016年10月31日【輸出価格】
米国OCCは二一二ドルまで上昇
日本品は三品とも二〇〇ドル台に
2011年12月05日【紙向け古紙消費】
消費を牽引した紙向け、4年連続でマイナスへ
過去3年で100万トン減、今年も60万トン減か
今後は板紙向けが古紙消費の牽引役になる
2009年04月20日古紙問屋大手3社(大本紙料、宮崎、北海紙管)が業務提携を結ぶ
狙いは経営基盤の強化ときめ細かいサービス
回収エリアは北海道から九州まで網羅
2006年09月18日【SCAパッケージング】
外装ライナーの坪量(1㎡当たりの重量)は105~180グラム
日本に比べて欧州での薄物化、急速に普及へ
2016年09月05日【月別の需給ギャップ】
回収は四月、消費は十月がピーク
需給が緩む上半期は輸出量が増加
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]